仙腸関節という名前を聞いたことはありますか。骨盤を構成する骨には1つの仙骨と2つの寛骨から成り立ちます。寛骨は3つの骨、腸骨、坐骨、恥骨から構成され、仙骨と腸骨をつないでいる関節が仙骨関節です。
長時間同じ姿勢を取っていると、骨盤の周りの筋肉(腸腰筋や大腿四頭筋など)が緊張して仙腸関節に歪みを生じさせます。ゆがんだままの状態でいざ立とうとした瞬間に仙腸関節はロックされ、ゆがみが完成してしまいます。
仙腸関節は中腰姿勢の際に最もゆるくなります。そのため、仙腸関節をまず緩めてから施術を行うことにより、体に負担をかけないで治療を行ないます。
長時間座る姿勢や中腰姿勢に原因はあります。そのため、再び骨盤がゆがまないように普段の運動指導や、やってはいけない姿勢の指導も行います。